HTMLとCSSの概要
HTML 概要
HTML(HyperText Markup Language)は、Webページのレイアウトと構成を記述するためのマークアップ言語です。基本的な要素には以下のようなものがあります。
- 要素系
- 構造的要素:
html,body,head- ページ全体の構造を定義。 - セクション要素:
header,footer,section,main,article- ページ内の特定のセクションを定義。 - グループ化要素:
div- コンテンツをグループ化し、スタイルを適用。 - リスト要素:
ul(順序なしリスト),ol(順序ありリスト),li(リストアイテム) - リストを表示。 - テーブル要素:
table,tbody,th,tr,td- テーブルを構築。 - インタラクティブ要素:
input,button,select- ユーザー入力を受け取る。
- 構造的要素:
- 文字系
- 見出し:
h1,h2,h3,h4,h5,h6- ページやセクションの見出し。 - テキスト:
p(段落),span(インラインテキスト),strong(強調テキスト),em(強調テキスト),b(太字),i(イタリック) - テキストを整形。
- 見出し:
- その他
- リソースリンク:
link(外部リソースへのリンク),script(JavaScriptコード),img(画像),iframe(埋め込みコンテンツ) - ページに追加リソースを埋め込む。
- リソースリンク:
CSS 概要
CSS(Cascading Style Sheets)は、Webページのデザインやレイアウトを指定するためのスタイルシート言語です。「カスケーディング」という言葉は、スタイルが上位から下位の要素へ「滝のように流れる」ことを意味します。主な概念は以下の通りです。
- セレクタ: HTML要素をターゲットにしてスタイルを適用します。例えば、
pセレクタは、すべての<p>要素にスタイルを適用します。 - 詳細度: CSSルールの優先度を決定します。詳細度が高いスタイルルールほど、他のルールより優先されます。例えば、IDセレクタはクラスセレクタより詳細度が高いです。
- カスケーディング: 複数のスタイルが同じ要素に適用される場合、詳細度の高いスタイルが優先されます。また、同じ詳細度のスタイルが競合する場合は、スタイルシートの後に書かれたスタイルが優先されます。
初心者向けの教材
初心者に向けて、以下のようなステップでHTMLとCSSを学ぶことをお勧めします。
- 基本的なHTMLの構造を理解する: HTMLの基本的なタグとその使い方を学びます。
- 簡単なWebページを作成する: HTMLを使って基本的なWebページを作成します。
- CSSの基本を学ぶ: CSSのセレクタ、プロパティ、値の基本を理解します。
- スタイリングを適用する: 作成したWebページにCSSを適用してデザインを改善します。
- レイアウト技術を学ぶ: フレックスボックスやグリッドなどのレイアウト技術を学びます。
ウェブ上には多くの無料教材があります。W3SchoolsやMDN Web Docsは初心者にとって非常に有用なリソースです。
今後のhtml / css 練習の流れ
- セレクタと詳細度の基礎
- Flexboxの基礎
- Grid Layoutの基礎
- Positionプロパティの練習
- fixedなヘッダー
- stickyなヘッダー
- absoluteなボタン
- 2重stickyなヘッダー
- レイアウト練習
- 二列比率指定
- 一列max-width付きauto,一列比率指定
- 二列flex比率指定
- 二列flex比率指定+flex-grow/flex-shrink
- 三列flex比率指定+flex-grow/flex-shrink+max-width+width:auto
- よくあるコンポーネント練習
- タイムライン
- 複雑なユーザーカード
- サイドバー
- Transitionプロパティの練習
- Key-animationの練習
- GSAPを用いたアニメーション