スタイリング
スタイリングはウェブアプリケーションの重要な部分であり、Remix では CSS モジュールや外部スタイリングライブラリを簡単に統合できます。このセクションでは、CSS モジュールの使用方法と Tailwind CSS の統合方法を、具体的な例を交えて説明します。
CSS モジュールの使用
CSS モジュールを使用すると、スタイルのスコープをローカルに限定し、クラス名の衝突を防ぐことができます。
ステップ 1: CSS モジュールファイルの作成
app/styles
ディレクトリ内にButton.module.css
ファイルを作成します。
/* Button.module.css */
.button {
background-color: #007bff;
color: white;
border: none;
padding: 10px 20px;
border-radius: 5px;
cursor: pointer;
font-size: 16px;
}
ステップ 2: CSS モジュールのインポートと使用
- CSS モジュールをコンポーネントでインポートし、スタイルを適用します。
// app/routes/index.jsx
import styles from '~/styles/Button.module.css';
export default function Index() {
return (
<div>
<button className={styles.button}>ボタン</button>
</div>
);
}
Tailwind CSS の統合
Tailwind CSS は、ユーティリティファーストの CSS フレームワークであり、Remix プロジェクトに簡単に統合できます。
ステップ 1: Tailwind CSS のインストール
- ターミナルを開き、以下のコマンドを実行して Tailwind CSS とその依存関係をプロジェクトに追加します。
npm install -D tailwindcss postcss autoprefixer
npx tailwindcss init -p
- これにより、
tailwind.config.js
とpostcss.config.js
がプロジェクトのルートに生成されます。
ステップ 2: Tailwind の設定
tailwind.config.js
で、必要に応じてテーマをカスタマイズします。
ステップ 3: Tailwind の適用
- グローバルスタイルシート(例:
app/styles/global.css
)に Tailwind ディレクティブを追加します。
@tailwind base;
@tailwind components;
@tailwind utilities;
- このスタイルシートを
app/entry.client.jsx
またはapp/root.jsx
でインポートします。
import '~/styles/global.css';
ステップ 4: Tailwind クラスの使用
- コンポーネントで Tailwind クラスを使用してスタイリングします。
export default function Index() {
return (
<div className='p-4 max-w-xl mx-auto'>
<h1 className='text-xl font-bold'>ホームページ</h1>
<p className='mt-2 text-gray-700'>Remixアプリへようこそ!</p>
<button className='mt-4 px-4 py-2 bg-blue-500 text-white rounded hover:bg-blue-700'>
ボタン
</button>
</div>
);
}